2014.04.22
カテゴリ:有吉尚子先生
クラリネット・ライフvol.7
こんにちは。クラリネット講師のありよしなおこです。
今回はスロート音域の音抜けを良くするワザについて書きます。
クラリネットで何にも指で押さえないソや、人差し指だけのラは音に輪郭が無くなったりカサカサした音になりやすいですよね。この音域をスロートと言ったりします。
開いている穴が多ければそれだけ吹き込める長さが短くなるので、そうなりがちなんです。
じゃあどうしたら?
輪郭を出すために噛みを強くするのはオススメしません。強い噛みは響きを止めて鳴りにくくなるからです。息の圧力を増してたくさん吹き込むことで、輪郭やツヤを出すのが理想。
ここで裏ワザというか、わたしたちが通常よく使うのが下管の人差し指・中指のトーンホールをふさぐことです。そうするとよりたくさん吹き込んでもスカスカしにくくなるのです。
音質コントロール以外にも、どれだけふさぐか開けるかで音程調整もできます。
ソとラは下管をふさいでも違う音にはならないんですよ(^_^)b
試してみてくださいね!
有吉尚子先生|クラリネット教室