クラリネット・ライフvol.14
こんにちは。クラリネット講師の有吉尚子です。
今回は楽器やマウスピースを購入するときに注意したいことについてのお話です。
楽器だけでなくマウスピースやリガチャー、リード、そういった付属品も同じ機種でも個体差があるのです。
職人さんが手作業で作っていたり、自然素材だったり、などの理由で楽器に関するものは車のように同じ機種なら同じ品質というわけではありません。
内径のサイズや金属・素材の厚さなど決まってはいますが、やはりムラがあって吹奏感やコントロールのしやすさ、音質に違いはあります。
どうやって見分けるかというと、これはもう吹いてみるしかありません。
吹いてみてバランスや音程や音質がどうかを調べるのです。
だから楽器やマウスピース、リガチャーを買うときには必ず試奏をしましょうね。
まったく自分に合わないものを使っていると変なクセがついたり、奏法に無理が出たりするものです。
たとえばマウスピースでもこれは全部同じ機種で、違う反応をして、音も違います。
組み合わせによっても変わるんですから、もう気が遠くなりますよね。
はじめて買うときはもちろんわからないのが当たり前なので、先生や経験者で信頼できる人と一緒にお店にいくのが一番です。
自分の感覚だけでなく、客観的な音の違いや遠くでの響きの違いなど、アドバイスをもらうのはとても役に立ちます。
お店でディスプレイ品をいきなり買うのは相性が合うか合わないかわかりませんから、どうぞ注意してくださいね。