クラリネット・ライフvol.9
こんにちは!クラリネット講師の有吉尚子です。
今回は演奏するときの身体についてのお話です。
楽器を吹くときの姿勢、この中でどれが一番適してると思いますか?
1番目
2番目
3番目
どうでしょう。
背骨は頸椎(首のあたり)、胸椎(肋骨のついてる胸あたり)、腰椎(それ以下の背中から腰まで)に分けられます。
全部つながってて一本の背骨なんですが、部分によって動き方に違いがあります。
・首のあたりはどうにでも好きに動けます。
・胸のあたりの背骨である胸椎は、前に丸まることはできますが背中側に反ることができません。
・腰椎は反るのは得意です。
写真でいうと1番目は胸椎を丸めて肺を圧迫する姿勢なので違いますね。
3番目は姿勢良く見えるかもしれませんが腕を背中に引っ張って、加えて腰で反ってます。背中の筋肉が緊張して縮んでる状態ですね。無駄な力みがあります。
そして、2番目は丸まってもいないし反ってもない、無理のない姿勢です。
ただし、この姿勢から動いちゃいけない!微動だにせず吹かなきゃならない、ということではありません。
ここを基準として、好きなようにラクに自由に動きながら必要な楽器の操作をしましょう。
ということで、背骨のおはなしでした。
有吉尚子先生|クラリネット教室