2013.04.24
カテゴリ:佐藤隆博先生
くちドラムって大事②
さて、前回の続きです。
先に、前回の補足として書いておきますが、
「なぜ、個人レッスンにしろグループレッスンにしろ、ほとんどのドラムレッスンにおいて、ドラム譜を使ったレッスンが行われるのか?」
というと、理屈や理論を知ってもらいたいのはもちろんですが、それ以上に、「ドラム譜を口ドラムで読み取って欲しい」という意図があったりします。
ここまでくると、なんとなく気づくかもしれませんが、「くちドラム」は、オリジナル曲をプレイするうえでは、なおさら重要です。
オリジナル曲である以上、自分の中に浮かんだフレーズをプレイするワケですが、
「どのようにして、自分の中にフレーズを浮かべるか?」
がキモであり、言い方を変えれば、
「自分の中に浮かんだフレーズを口ドラムに出来て、それを実際にプレイ出来る」
というのが、ドラマーとして、とても重要な能力なのです。
一見、複雑そうに見えるようなフレーズ(画像)も、くちドラムに出来る人と出来ない人では、ノリに雲泥の差が出ますし、初心者のうちにこそ、くちドラムの重要性を認識してもらいたいです。