くちドラムって大事①
よく、ドラム上達のために大事なコトとして挙げられるものとして、「くちドラム」があります。
「くちドラム」とは、その名の通り、「ドラムパターンを口に出してみる」というコトです。
似たような表現に、「フレーズを歌う」とゆーのもあります。
いわゆる4拍子のポピュラーミュージックは、そのほとんどにおいて、「ワン・ツー・スリー・フォー」の感覚でもって、
♪「ウン・パン・ウン・パン」
でノることが出来ますが、ドラムのプレイ自体は、もう少し複雑ですよね。
くちドラムの具体的な例として、
例えば、
1枚目の画像のようなパターンで、
「ドンパンドドパドーッドパンドドパン」
と口に出せるかどうか?
コレがすごく大事なんですね。
なぜかというと、
「フレーズを口に出してみる」
↓
「口に出したフレーズを実際に叩いてみる」
この流れを生み出すために、大事なんです。
そんなの、楽譜通りに叩けばいいだけじゃないの?って思うかもしれませんが、
“ノリ”や“グルーヴ”といったものが、“理屈”ではなく、非常に“感覚的”なものである以上、
“楽譜ありき”、“理論や理屈ありき”で叩くのは、ちょっと違うよね?ってコトなんです。
コレは、コピーだろうが、オリジナルだろうが、どちらにも共通します。
コピーなら、例として、ロカビリー調のシャッフルビートの曲をコピーしようとして、まずはコピーする曲を聴くところから始まりますが、
その、聴こえてきたドラムパターンを口に出せるかどうか?という問題なのです。
ようは、2枚目の画像のようなパターンのフレーズが聴こえてきたとして、
「1小節目の3拍目はハネるんだな、2小節目の最後2拍は3連符で連打だよな」
などと、頭でっかちな理論ありきでコピーするのではなく、
「ドンパンドッドパンドッドダーンタカタタカタ」
という、口ずさみ(=ドラムフレーズを歌う)で覚えたうえで、実際に叩いて身につけましょうってコトです。
(続く)