クラリネット・ライフvol.4

クラリネット講師のありよしなおこです。こんにちは。

新しい一年、充実した音楽ライフが送れますように!今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年明けの今回はリードの調整法についてです。

リードというのは結構なお値段するのに一箱10枚のうち実用できるのはほんの数枚…その上、永久に使えるものでもない。

なんとかならないかなあーとは誰もが思うもの。

そこでお伝えしたいのは、使い始めの管理次第で長持ちさせることもできるんですよ!ということ。それはほんのちょっとしたひと手間のことなのです。

まず、リードの箱を開けたらまずは中の個装の袋を開けましょう。個装されてないリードも外側のビニールをはがして日本の気候に慣らしましょう。

リード

リードが作られてるフランスは日本より乾燥していて、日本の多湿な気候に慣らさないうちに使い始めてしまうと寿命が短くなりすぐにヘタってしまいます。

だいたい2週間が最低ラインで、長くおいておくほど良いと言われてます。

始めて吹くときは、それぞれ10秒くらいずつ試し吹きをします。いきなり長時間使うと、これも寿命を縮めます。

最初は吹いてみて使えるか、使えないか、様子を見るか、で分類します。使えないのは残念だけど捨てましょう。悪いリードを無理矢理吹いていると気付かないうちに自分のコンディションを崩します。リードではなく自分を信じましょう!

次は、一旦湿ったリードが完全に乾くには24時間必要だそうなので、翌日かまた次の機会に10秒よりもう少し長く吹いてみます。

そのときに必要があれば少しずつ調整をします。一気にせずに何日にも分けて少しずつね。

それを繰り返していると、だいたい10日くらいで水分の吸収具合が安定してきます。

リードが濡れて透けてこなくなるのが目印です。

そしたらもう後はいくら吹いても大丈夫!

持ちが全然違うのでぜひためしてみてくださいね。

有吉尚子先生?

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